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大腸ファイバー検査

大腸内視鏡(大腸ファイバー)検査とは

大腸内視鏡検査は、便潜血検査で異常を指摘された方や腹部に症状のある方を主な対象とした検査です。

この検査では、大腸がん、大腸ポリープ、腸炎(感染性、潰瘍性大腸炎、クローン病など)、大腸からの出血といった大腸の疾患を正確に診断し、重症度を判断、治療することができます。

使用するのは直径約13ミリの電子スコープで、肛門から挿入して大腸全体を観察します。スコープで捉えた映像はモニターに映し出され、粘膜の細かい異常を確認できるため、必要に応じて生検(粘膜の一部を採取して顕微鏡で調べる検査)も行われます。

近年の欧米型食生活の影響で日本でも大腸がんの発生率が増加しており、大腸内視鏡検査は早期発見に欠かせない重要な検査です。

検査を円滑に進めるために

大腸内視鏡検査では、正確な観察を行うために事前の前処置が非常に重要です。

検査前に腸管洗浄液を服用していただき、頻回に便を排出します。

便の色が無色から黄色透明になれば準備完了です。便が固い場合やどろどろの場合はスタッフにお知らせください。また、便秘気味の方は事前に下剤で便通を整える必要がありますのでご相談ください。

腸管がきれいになった状態で、肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察します。

異常が認められた場合は、その部位の細胞を採取して組織検査を行います。

検査後と結果について

意識下鎮静法を希望された患者様は、薬の効果が切れるまで1~2時間ほど休んでいただきます。

そのため、検査当日は自動車、バイク、自転車の運転はお控えください。

また、生検を行った場合は、結果が出るまで約1週間かかるため、次回の受診日に結果をお伝えします。それ以外の方には検査終了後にその場で結果をお話しします。

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